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特集

MONOLITHのストアデザイン1.

2022/4/18
MONOLITHは昨年2021年12月に東京・丸の内の新丸の内ビルに第一号店となる「MONOLITH MARUNOUCHI」をオープンしました。これまでこの"FEATURE"では商品のデザインや機能についてお伝えしてきましたが、今回は「MONOLITH MARUNOUCHI」のストアデザインについて、2回に分けて"FEATURE"したいと思います。

MONOLITHのバッグデザインは常に合理的な発想に裏付けられています。
店舗設計も同様で、そのデザインは表層的な美しさだけではなく店舗としての機能が備わり、なおかつ合理的な理論のもとに構築されたデザインであるべきだと考えました。まず、店舗を形成する上で店舗自体が自律的な秩序を有するためにオーストリアの哲学者ウィトゲンシュタインの建築理論から左右対称性の理論を取り入れました。店舗の外観、店舗に入って左側の壁面、そして一番奥の壁面を全て左右対称となるように鉄製の扉を配置し、床の石材の目地と天井の金属製の格子も全て店舗の中心線で合わせ、左右対称となっています。

MONOLITHの商品が収納される壁面の鉄製の扉は観音開きで開くと壁面に収納することができ、限られたスペースの中で導線が確保できるよう機能的な作りになっています。扉の引き手はよく見るとMONOLITHのロゴマークの形になっています。
店舗のあらゆるところに置かれている商品が載っている鉄の柱状の什器は、某映画に登場する石柱(モノリス)の1:4:9という比率を忠実に立体に起こしたものを3つ繋げた柱状のデザインになっています。
MONOLITHのストアデザインはこのように細かい要素で構成されています。「MONOLITH MARUNOUCHI」にお立ち寄り頂いた際にはそういった部分にも注目して頂けると面白いかもしれません。
「MONOLITHのストアデザイン」2回目は6月頃更新予定です。

MONOLITH MARUNOUCHI
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